2016.08.01
シネマグラフ、7つの制作ステップ
「動く写真」といわれるシネマグラフ。
そもそもシネマグラフの面白さは
動画のようで動画でないところにあって
完全な動画に見えては面白くありません。
あくまでも基本は写真。
止まっている世界の中に、ひとつだけ動くものを表現することが
シネマグラフの魅力です。
たとえばこの作品、
画面に映っている人はブレていますよね?
こういう表現は写真がベースだからこそです。
さて、そんな世界を作るにはどうするのか。
1. アイデア
こんなことできる?こんなふうにしたら面白いのでは?すべてはここから始まります。
2. 企画
アイデアを具体的にし、撮影場所やアングル、時間帯などできるだけ詳しく決めて
実際に撮影するイメージを描きます。
3. ロケハン&テスト
撮影する場所の下見(ロケハン)はとても大切です。
交通量や人通り、時間による光の具合などを見て、テスト撮影をします。
4. 検証
テスト撮影した素材を見て準備をします。どのカメラにする?スタッフは?
5. 本番
いざスタート!「神様お願い」などと心の中でつぶやきつつも、
集中してシャッターを切りましょう。
6. セレクト
撮影した素材の中からどれを使用するかを決めます。
フォトグラファーの意見がもっとも反映されるところです。自信を持って判断しましょう。
7. 加工
最後の工程です。セレクトした静止画・動画をシネマグラフにし、露出や色調も調整します。
画像制作部ではイメージエディターが担当します。
ひとりで気楽に作るのもいいけれど
撮影する人と加工する人などが組んで
わいわい作品を仕上げるのもまた盛り上がって楽しいです。
実際に撮影する際にはまわりの迷惑にならないように
また場所によってはちゃんと許可を取ってくださいね。
素敵な作品ができますように!